WORKS

ミラーレス一眼カメラ

【クライアント】

オリンパス株式会社

【課題】

  • OLYMPUSはコンパクトデジカメではある程度のポジションを得ていた
  • ただし、コンパクトデジカメはスマホの普及により市場の伸びが鈍化
  • 新しいレンズ交換カメラの規格マイクロフォーサーズで新しいカテゴリーの開拓を目論む
  • その第一弾として投入する商品を模索していた

【調査】

デジタルカメラのユーザーを対象と調査した結果、7タイプの消費者が浮かび上がる。
その中で「プロ志向の本格カメラマン層」と「多彩に使いこなすヘビーユース層」にこのカテゴリーのカメラが刺さると仮説を立てた。
最も裕福で最もカメラにお金を使う「プロ志向の本格カメラマン層」をターゲットにした場合、彼らのお目当てはNIKONやCANONなのでオリンパスのブランドが勝てる要素は少ない。であれば、「多彩に使いこなすヘビーユース層」をターゲットとし、ブログにいい写真をアップしてもらう経験価値を提案することにする。この層は比較的女性の多いセグメントであったため、これも意識することにした。

【コンセプト】

写真の作品を考えると、「アート」と「スナップ」に大別されてしまう。ターゲットはこの中間の写真を好んで撮影するのではないかと考え、「アート」と「スナップ」の中間に「マイ・ドキュメンタリー」というジャンルを想定。コンセプトを「マイ・ドキュメンタリー・シューター」にした。特徴としては小ささと手ぶれ防止、スピード感度と堅牢性を打ち出し、一眼レフのイメージを踏襲しない小型カメラという形状を実現できるイメージ。

【デザイン】

プロトタイプデザインを提示。その後、オリンパスのデザイナーがモックアップを作成し往年の名器「PEN」の現代版として発売することになる。カメラ女子の支持を得て、おしゃれなレンズ交換式カメラとしてその後のカメラの流れを作った。

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